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2014 03,12 08:45 |
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日本庭園に何気なくあるように思える庭石ですが、実はものすごく奥深いことを、みなさんはご存知でしょうか?
庭石を見ると「あ~、いい石だなぁ。とか、産地はどこで、なんて言う石だろう」くらいしか思わなかったと思います。ちょっと知ったかぶって以下説明します。 日本庭園の構成要素は水・石・植物とあります。水は滝や川や海を表現するために用い、植物は自然らしさを醸し出すのに必要な素材です。これに対して石は、急峻な山岳や永遠性を表現する素材といえるそうです。一つとして同じ形がない自然の石を、加工することなく立てたり寝かせたりしながら、一つずつ何かに見立てて組み合わせ、据えていく。蓬莱神仙の世界や、急峻な山岳や渓谷を表現し、水を落とすことで力強い滝を作ったり、池庭では、汀に大小さまざまな石を使用することで、荒々しい海岸や穏やかな海辺を表現しているそうです。 石の据え方は、立てる(立石)、寝かす(横石)、平らに据える(伏石)の三つに分類できます。立石は中国の水墨画にあるような急峻な山並みを表現します。日本では見られないような大陸的な風景になります。横石は穏やかな山岳を表す据え方で、立石を際立たせる名脇役です。伏石は横石よりもさらに低い山岳の表現に用いられます。地味ですが、立石・横石を引き立たせる重要な存在です。 今度、庭石を見る機会があったら、上記のようなことを考えながら見てください。きっと今までと違った見え方がしてくると思います。 以上、営業部 井上 でした。 PR |
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