2024 11,23 22:44 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2015 03,07 09:26 |
|
今回はクスノキをご紹介したいと思います。
<特徴> 幹周囲10m以上の巨樹になることも珍しくなく、単木ではこんもりとした樹形になる。木肌は綿密で、耐湿・耐久性に優れている。葉はつやがあり、先の尖った楕円形である。4月末から5月上旬にかけて大量に落葉する。5月から6月にかけて、白く淡い黄緑色の小さな花が咲く。10月から11月にかけて、直径7-8㎜程度の青緑色で球形の果実が紫黒色に熟す。各部全体から樟脳(防虫剤)の香りがする。 <生育> 世界的には、台湾・中国・ベトナムといった暖地に生息し、それらの地域から日本に進出したと言われている。日本では主に、本州西部の太平洋側、四国、九州に広く見られるが、特に九州に多い。 <利用> 樟脳による防虫効果があり、巨木が得られるという長所から、家具や飛鳥時代の仏像にも使われていた。また、害虫や腐敗に強いため、古来から船の材料として重宝されていた。室町から江戸時代にかけて、軍船の材料にもなった。 <蒲生のクス> 蒲生(かもう)のクスとは、鹿児島県姶良市(あいらし)蒲生町の蒲生八幡神社にあるクスノキの巨木である。国の特別天然記念物に指定されている。高さ約30m、幹周は24.2mで根周りは33.5mある。幹の中には広さ約13平方メートル(畳八畳分)の空洞があり、樹齢は約1500年と推定されている。昭和63年には日本最大の巨木と認定されている。なお、同県出水市の市指定天然記念物である「出水の大楠」とは相思の中で、この両樹に纏わる悲恋物語も伝えられている。 造園に携るものとして、一度は見てみたい樹木である。 営業部 井上 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |